【宇宙ビジネス超入門】2021年1月の動向(YouTube)
はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。
お元気でしたか。
本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、宇宙ビジネス業界で2021年1月に起こった私の気になるトピックニュースを3つご紹介します。
ヴァージン・オービット、飛行機から衛星打ち上げ成功
1月中旬にヴァージン・オービット社は、空中発射型ロケットであるランチャーワンの2回目となる試験飛行を行いました。
NASAのペイロードである超小型衛星10基を地球周回軌道に投入することに成功したんです。液体燃料を使用した空中発射型ロケットで打ち上げ成功したのは、ランチャーワンが世界初なんです。
種子島宇宙センターなどの垂直型ロケット発射と比較して、既存の空港を利用するため、コスト面や利便性で相当の優位性があります。今まで小型衛星は、ロケット・ラボ社がほぼ独占状態でしたので、市場競争激化の予感です。
スペースX、史上最多の衛星143基同時打ち上げ成功
1月下旬にスペースX社は、史上最多となる衛星143基を同時打ち上げに成功しました。
ファルコン9ロケットには、各国政府と民間企業の人工衛星133基とスペースX社のスターリンク衛星10基が搭載されていたのですが、すべて軌道上に乗っています。
史上最多も凄いんですが、ファルコン9ロケットの第一段ブースターの着陸、回収の成功や5回目の再利用も素晴らしいですね。
衛星相乗りサービス、ライドシェアプログラムの第一弾でしたが、今後は小型衛星打ち上げ用の小型ロケットを開発しているベンチャー企業とも競争となります。
トランプからバイデンで宇宙政策はどう変わる?
1月下旬に米国の大統領が変わりましたので、私なりの予測をお伝えしますね。
トランプとオバマの宇宙政策を見ると、共和党と民主党の考え方の違いが分かります。ブッシュ,トランプの共和党は月探査を、オバマの民主党は火星探査を目指したんですよね。
今世紀だけでも、月から火星、火星から月へと目標が政権によって変わったんです。ただ、現在はオバマの火星探査の計画は無謀だったと考えられています。
既に米国は日本を含む8カ国で有人月面着陸のアルテミス合意を締結しておりますので、月探査から火星探査の流れは変わらないと思います。
まとめ
動向を見ると新たな方法での衛星打ち上げや衛星相乗りサービスなんかがキーワードですかね。あとは、バイデン新大統領の政策次第といったところでしょうか。
ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。
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