【宇宙ビジネス超入門~2021年号外ニュース③~】スペースX、史上最多の衛星143基同時打ち上げ成功!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。お元気でしたか。本日は、宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを一つご紹介します。

号外ニュースになるんですけど、「スペースX、史上最多の衛星143基同時打ち上げ成功!」について、述べたいと思います。

 

スペースX社 衛星143基を同時打ち上げに成功


Credit:spacex

1月下旬にスペースX社は、史上最多、世界新記録となる衛星143基を同時打ち上げに成功しました。おめでとうございます!

143基の衛星を搭載したファルコン9ロケットは、悪天候のため予定より1日延期されましたが、米国フロリダ州ケープカナベラルから打ち上げられました。

政府や民間の衛星を同時に打ち上げ

今回のファルコン9ロケットには、各国政府と民間企業の人工衛星133基とスペースX社のスターリンク衛星10基が搭載されていたのですが、すべて軌道上に乗っております。史上最多も凄いんですが、ファルコン9ロケットの第一段ブースターの着陸、回収の成功や5回目の再利用といったところも素晴らしいですね。

ちなみに、スペースX社に記録を破られるまで、どこが記録を持っていたと思いますか。何とですね、インドの国産ロケットPSLVが、2017年に人工衛星104基同時打ち上げに成功していたんですよ。こちらは低予算でも、技術を証明した良い事例でしたよね。

盛んになるライドシェアサービス

今回のミッションは衛星相乗りサービス、ライドシェアプログラムの第一弾となるトランスポーター1(Transporter-1)ミッションとなります。

これから、小型衛星打ち上げ用の小型ロケットを開発しているロケットベンチャー企業と、スペースX社のような大型ロケットを開発するライドシェアサービスを提供する企業との競争は、益々激しくなりそうですね。うーん、どっちが最終的に勝つのかな。

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