【おすすめ宇宙映画⑪】オデッセイ(YouTube)
冒頭
Space Biz編集長の太田です。【おすすめ宇宙映画】のコーナーは、編集長の独断と偏見で宇宙映画を紹介し、星の格付けをするものです。
第十一回目に紹介するのは、「オデッセイ」です。
作品紹介
この映画は2015年に米国で製作され、日本でも2016年に公開されています。原作はアンディ・ウィアー著者の『火星の人』です。
NASAの全面協力で圧倒的なリアリティを実現しております。米国政府が月探査の次は火星探査と明確に方針を掲げておりますが、映画も後押ししてくれそうです。火星探査機を乗せたロケットが、次々と打ち上げられていますが、火星の有人探査を実現した国はないんですよね。
火星から帰還するにあたり、中国が米国を手助けするシーンも出てくるのですが、ここ数年、宇宙開発の覇権争いが激しくなっているので、今後の動向に注目です。
ちなみに火星は地球に似ていて、四季の変化もあるんですよ。
あらすじ
あらすじを簡潔にお伝えすると、マーク・ワトニーを含む6人の宇宙飛行士が、火星での有人探査ミッションであるアレス3に参加し調査。
宇宙船ヘルメス号で無事火星に到着し調査を始めたのですが、砂嵐に巻き込まれてミッション遂行を断念。宇宙船に戻る途中、マークにアンテナが直撃し吹き飛ばされ、メリッサ船長らは、亡くなったと判断し地球へ帰還。
マークはケガを負ったものの生存し、植物学者の知恵を出します。次回の火星探査が4年後になることを考え、水や空気などを確保し、自分達の排泄物でじゃがいも栽培に取り組み、収穫に成功。順調なじゃがいも栽培も、居住ユニットの外側が破損し、極度な冷気によって失敗に終わります。
NASAでは、マーク救出のための食料を届けるロケットを打ち上げるのですが、点検不足のため失敗。
そんな状況下、中国から援助の申し出があります。中国のロケットを有効活用し、帰還中のヘルメス号に燃料補給だけして火星に送り返す方法を考えます。NASA長官は反対するのですが、5人の宇宙飛行士は全員一致で賛成。
ヘルメス号は火星に着陸せず、マークがMAV(火星上昇機)を使用してヘルメス号に戻ります。マークは無事地球に帰還すると、新人の宇宙飛行士の前で経験談を話す、といった映画です。
星の格付け
最後に星の格付けですが、星4つ(☆☆☆☆)です。人類初の火星探査ですので、星5つでも良かったかな。実際も、サバイバルになりそうですね。
以上、編集長の独断と偏見でした。チャンネル登録お願いします。
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