【宇宙ビジネス超入門】2020年12月の動向(YouTube)

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【宇宙ビジネス超入門】2020年12月の動向(YouTube)

宇宙ビジネスの2020年12月で抑えておきたいニュースTOP3です。
解説もあります。

皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。宇宙ビジネス超入門者向けに、宇宙ビジネス業界で2020年12月に起こった私の気になるトピックニュースを三つ程簡潔にお伝えします。

京セラが衛星を活用した漁業予測の研究開始

12月上旬に京セラ株式会社は、株式会社アクセルスペース,株式会社オーシャンアイズと人工衛星を活用した高精度漁業予測サービスの実用化に関する共同研究契約を締結しました。

本研究では、衛星データや海況予測を活用した効果的な漁業予測の確立を目的としています。人工衛星を活用した高精度漁業予測の実用化への取り組みは世界初で、今後の高解像度衛星の実用化や革新的な漁業予測技術につながりそうです。好漁場の手掛かりとして知られる潮目や河川プルームを発見出来る可能性があるので、研究成果が楽しみですね。

「はやぶさ2」のカプセルがJAXAに到着

12月上旬にJAXAは、豪州南部ウーメラの砂漠地帯で回収された、小惑星探査機「はやぶさ2」の再突入カプセルが、JAXA相模原キャンパスに到着したと発表。「はやぶさ2」では、小惑星リュウグウの表面に人工的なクレーターを作り、地下のサンプルを持ち帰ることに挑戦しました。

目的は色々とありますが、探査したサンプルを分析することで、太陽系の起源や生命の誕生を解明することになるんです。6年に渡る宇宙でのお仕事でしたが、「はやぶさ2」は、地球上空でカプセルを分離した後、何と次の探査先小惑星1998KY26に向かっています。

中国が無人探査機で月面の土壌採取に成功

12月中旬に中国は月面無人探査機「嫦娥5号」で月面の土壌を採取し、持ち帰りに成功しました。米国の有人探査アポロ計画や旧ソ連の無人探査ルナ計画に続き、3カ国目となります。何と44年ぶりなんですね。

中国が月などの天体のサンプルを回収する、いわゆるサンプルリターンと呼ばれる試みは初めてでした。2019年1月に「嫦娥4号」を世界初となる月の裏側に着陸させ、2020年7月には初めて火星探査機「天問1号」の打ち上げにも成功している中国は、2030年に宇宙強国となる目標を掲げております。いまや宇宙開発競争は米中2強かな。

まとめ

動向を見ると大手企業の宇宙関連ビジネスに参入する流れは継続するのと、サンプルリターンから宇宙資源の開発競争が米中で激化していく予感がしますね。ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。

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