【宇宙ビジネス超入門】2020年11月の動向(YouTube)

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【宇宙ビジネス超入門】2020年11月の動向(YouTube)

宇宙ビジネスの2020年11月で抑えておきたいニュースTOP3です。
解説もあります。

皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。宇宙ビジネス超入門者向けに、宇宙ビジネス業界で2020年11月に起こった私の気になるトピックニュースを三つ程簡潔にお伝えします。

クルードラゴン運用1号機が打ち上げ成功

スペースX社は野口聡一宇宙飛行士ら4人が搭乗する新型宇宙船クルードラゴン運用1号機を米国フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げに成功。
 
クルードラゴンは、NASAの支援を受けて開発したもので、これから定期的に米国と宇宙ステーション(ISS)との間を往復します。

ロケットのファルコン9は、ロケット一段目が指定場所に着陸し再使用出来るつくりのため、同クラスのロケットの半分の費用(約6200万ドル)で済むようです。クルードラゴンは、一般人向けの宇宙旅行を計画してるので、宇宙の商業利用が本格化する流れが加速しますね。

若田・古川宇宙飛行士のISS長期滞在決定

JAXAは、若田光一宇宙飛行士及び古川聡宇宙飛行士がISS長期滞在搭乗員に決定されたと発表。滞在時期は、若田宇宙飛行士が2022年頃で、古川宇宙飛行士が2023年頃を予定しております。
 
主な任務は、ISS長期滞在クルーとして、「きぼう」を含むISSの各施設の維持・保全、科学実験等を実施する計画のようです。JAXAは2021年秋頃を目途に、日本人宇宙飛行士の新規募集を開始します。
 
日本人宇宙飛行士初の月面着陸が実現する可能性も高まっているので、新規募集の起爆剤になりそうです。競争率は500倍以上にはなりそうですよね。

中国の月面無人探査機が打ち上げ成功

中国は、月面に着陸し土壌のサンプルを持ち帰ることを目指す月面無人探査機『嫦娥5号』の打ち上げに成功しました。
 
土壌の持ち帰りに成功すれば、米国の有人探査アポロ計画や旧ソ連の無人探査ルナ計画に続き、3カ国目となります。何と44年ぶりなんですよね。
 
中国が月などの天体のサンプルを回収する、いわゆるサンプルリターンと呼ばれる試みは初めてとなります。月面ではロボットアームやドリルなどを使用し、約2kgのサンプルを採取する予定です。
 
全行程は約23日間なので、12月中旬にも帰還します。宇宙開発競争は米中の2強になっています。

動向を見ると宇宙旅行から商業利用が加速するのと月面開発も競争激化になりそうです。

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