【宇宙ビジネス超入門~号外ニュース⑲~】野口宇宙飛行士搭乗のクルードラゴン運用1号機が打ち上げ成功!
宇宙ビジネスの注目ニュースをお届けします。
Space Biz編集長の太田です。宇宙ビジネス超入門者向けに世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを簡潔にお伝えします。今回は号外ニュースとして、「野口宇宙飛行士搭乗のクルードラゴン運用1号機が打ち上げ成功!」について述べたいと思います。
11月中旬にスペースX社は野口聡一宇宙飛行士ら4人が搭乗する新型宇宙船クルードラゴン運用1号機を米国フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げに成功。宇宙船は予定していた軌道で分離されました。ロケットのファルコン9は、ロケット一段目が指定場所に着陸し再使用出来るつくりになっていて、既に一段目の回収にも成功しています。再使用することで、同クラスのロケットの半分(約6200万ドル)の費用で済むようです。
クルードラゴンは、NASAの支援を受けて開発したもので、これから定期的に米国と宇宙ステーション(ISS)との間を往復します。また、今回のクルードラゴンには、新型コロナウイルスに打ち克つ意味を込めて「回復する力」という意味の「レジリエンス(Resilience)」という名前が付けられています。
野口聡一宇宙飛行士は2005年に米国のスペースシャトル,2009年と2010年にはロシアのソユーズ宇宙船に搭乗していて、10年ぶり3度目の宇宙飛行となりました。3種類の宇宙船に乗った宇宙飛行士は過去に2人しかいないんですよね。ISSでは、6カ月間の滞在でips細胞を用いた実験や超小型衛星の放出などに取り組む予定です。クルードラゴンは、一般人の搭乗すなわち宇宙旅行を計画しているので、宇宙の商業利用が本格化する流れが加速しそうです。ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。
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