【おすすめ宇宙映画⑨】ゼロ・グラビティ(YouTube)
Space Biz編集長の太田です。【おすすめ宇宙映画】のコーナーは、編集長の独断と偏見で宇宙映画を紹介し、星の格付けをするものです。
第九回目に紹介するのは、「ゼロ・グラビティ」です。
作品紹介
この映画は2013年にアメリカで製作され、アカデミー賞の監督賞なども受賞しています。近年製作された宇宙映画だけあって、スペースシャトル,ハッブル宇宙望遠鏡,国際宇宙ステーション(ISS),ソユーズ宇宙船,中国の計画する宇宙ステーション天宮,中国の有人宇宙船の神舟などが登場するんですよ。
必ずしも、本物ではないのですが、現実的な映画だと言えます。そうそう、一番の主役であり悪役は、もしかしたら、スペースデブリかもしれません。スペースデブリは1cm以上で宇宙機に壊滅的な被害を与えるとされてますので、映画の状況よりも、もっとひどい状態になるのは確実かと思われます。問題になるのも分かりますね。
あらすじ
あらすじを簡潔にお伝えすると、宇宙での任務に参加した医療技師のライアンは、指揮官であるマットらと共に宇宙空間で船外活動。活動中にヒューストン管制室から、ロシアが自国の人工衛星を破壊しスペースデブリが接近していると緊急連絡あり。人工衛星が他の人工衛星も巻き込み、スペースシャトルも通信系統を含め大きな損傷を受け、乗組員も全員死亡。
通信を試みるためISSに向かいますが、到着間際に燃料切れをおこし、ISSに衝突。反動でライアンとマットは宇宙空間に放り出されてます。ライアンとかろうじてロープでつながっていたマットは、このままでは二人とも助からないと考え、ライアンだけでも助かるように命綱のロープを切断するよう命令し、ライアンも苦渋の決断。
ISSから火災が発生し、ライアンがソユーズ宇宙船に乗り込むと燃料がなく、エンジンが作動せず。死を覚悟して、酸素供給を止めると、夢のような世界でマットがライアンにアドバイス。ライアンはアドバイス通り、宇宙ステーション天宮へと向かいます。天宮に到着すると、宇宙船神舟でライアンは生きる覚悟を決め、マットや亡くなった娘に祈り地球に帰還。湖に着水した後、宇宙船から脱出して地球の重力を感じながら立ち上がるライアン、といった映画です。
星の格付け
最後に星の格付けですが、星3つ(☆☆☆)です。製作費を100億円以上かけているのですが、主な登場人物が2人というのは寂しく面白味に欠けますね。以上、編集長の独断と偏見でした。チャンネル登録お願いします。
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