【宇宙ビジネス超入門~号外ニュース⑰~】米国版『はやぶさ』が小惑星で砂石採取成功!
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Space Biz編集長の太田です。宇宙ビジネス超入門者向けに世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを簡潔にお伝えします。今回は号外ニュースとして、「米国版『はやぶさ』が小惑星で砂石採取成功!」について述べたいと思います。
10月下旬に米国航空宇宙局(NASA)は小惑星ベンヌへの着地に成功した探査機『オシリス・レックス』が、小惑星から砂や石などのサンプルを採取出来たと発表。NASAは最低限の目標としていた60gを超えるサンプルが取得出来たとみています。出来れば2kgのサンプルを回収したかったようです。
小惑星ベンヌは地球から3億km以上離れており、探査機は2016年9月に打ち上げられていました。初めて小惑星の砂石を地球に持ち帰った日本の探査機にちなんで『米国版はやぶさ』とも呼ばれているんです。ただ、『はやぶさ2』と採取方法は相違しています。ロボットアームの先端から窒素ガスを地表に噴射し、舞い上がった砂や石を採取する方法なんです。
米国では小惑星のサンプル採取は初めての試みで、成功すると、2023年9月に帰還する予定です。米国にとって、宇宙でのサンプル採取は有人月面着陸のアポロ計画以来ともいえますね。目的は色々とありますが、探査したサンプルを分析することで、太陽系の起源や生命の誕生を解明することになるんだと思います。
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