Space Biz編集長の太田です。宇宙ビジネス超入門者向けに世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを簡潔にお伝えします。今回はJAXAニュースとして、「JAXA、13年ぶりに宇宙飛行士募集！」について述べたいと思います。

文部科学省と国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（以下、JAXA）は、2021年秋頃に宇宙飛行士を若干名新規募集すると発表。2008年以来、13年ぶりのことです。応募者に配慮して、これまでよりも早く、約1年前からの募集開始です。

JAXA主体による募集・選抜・訓練と異なり、民間企業と連携を強化し、企業ノウハウや新しいアイディアを活用することを想定しています。日本は米国主導の有人月探査アルテミス計画に参加を表明しており、2030年までに日本人宇宙飛行士初の月面着陸が実現する可能性があります。前回の応募者は963名でしたが、今回はさらに注目を浴びて倍率も上がりそうですね。

募集の背景としては、現役の日本人宇宙飛行士7人の平均年齢は51歳で、NASA（49歳）やロシア（45歳）と比較しても高いんです。新規採用がなければ、2030年には2人になってしまいます。そのため、今後5年に1回程度追加募集もするようです。ちなみに、書類審査から始まり、医学検査、一般教養、専門試験、面接、宇宙飛行士としての適性試験などを踏まえて選抜されます。

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