【宇宙ビジネス~JAXAニュース⑦~】小惑星探査機『はやぶさ2』次の探査先決定!
Space Biz編集長の太田です。宇宙ビジネス超入門者向けに世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを簡潔にお伝えします。今回はJAXAニュースとして、「小惑星探査機『はやぶさ2』、次の探査先決定!」について述べたいと思います。
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は9月中旬に『はやぶさ2』が小惑星リュウグウから地下のサンプルを持ち帰り、地球上空でカプセルを分離した後に向かう、次の探査先が小惑星1998KY26に決まったと発表しました。
地球と火星の間を回る直径約30mの小惑星で、約10分周期の高速で自転しています。高速で自転する小惑星の探査は、初めてのことです。『はやぶさ2』が探査した小惑星リュウグウは直径約900mですので、かなり小さいですよね。リュウグウとの比較研究も検討されていて、水や有機物を含む同タイプの可能性があるようです。
次の探査先小惑星1998KY26へは10年以上の年数を予定しており、到着は2031年7月の見通しとなっています。ただ、リュウグウの探査とは異なり、着陸はせず、上空からカメラでどのような物質で出来ているのか観測する計画です。小型小惑星は地球との衝突もありえますので、今後の対策にもなりそうですね。
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