【宇宙ビジネス超入門~号外ニュース⑬~】ispace社30億円資金調達、月面データ事業も拡大!
宇宙ビジネスの注目ニュースをお届けします。
Space Biz編集長の太田です。宇宙ビジネス超入門者向けに世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを簡潔にお伝えします。今回は号外ニュースとして、「ispace社30億円資金調達、月面データ事業も拡大!」について述べたいと思います。
ispaceは、トヨタ自動車や三菱UFJ銀行などが出資している宇宙フロンティアファンドら4社を引受先とする第三者割当増資により、シリーズB投資ラウンドにおいて30億円の資金調達を実施しました。今回の調達により、累計調達金額は約135.5億円となります。ispaceは現在、民間月面探査プログラム「HAKUTO—R」のパートナーシップ事業および月への輸送サービスであるペイロード事業を展開しています。
また、本資金調達の発表にあわせて、中期的にペイロード事業と並び重要な収益の柱として展開する予定の月面データ事業のサービス提供をイメージした、月面開発における新たなビジョンBlueprint Moonを発表。Blueprint Moonは、月ビジネスに新たに参入する企業に有益な青写真を提供するというコンセプトで、画像データ、環境データ、テレメトリ、資源情報など月のデータを収集し加工した上で、顧客と想定する政府宇宙機関、大学、研究機関、民間企業などに提供し、顧客の月面開発に役立ててもらうことを計画しています。
ispaceは、2022年に月面着陸、2023年に月面資源の探査を目指しているので、月のデータ販売も間近かもしれません。米国のアルテミス計画もありますので、月から目が離せませんね。ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。
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