【宇宙ビジネス超入門】2020年8月の動向(YouTube)
宇宙ビジネスの2020年8月で抑えておきたいニュースTOP3です。
解説もあります。
皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。宇宙ビジネス超入門者向けに、宇宙ビジネス業界で2020年8月に起こった私の気になるトピックニュースを三つ程簡潔にお伝えします。
スペースXの民間初有人宇宙船無事帰還
2020年5月下旬に、NASAがスペースX社の新型宇宙船クルードラゴンを打ち上げ、ISSにドッキング。この新型宇宙船で、民間初の有人宇宙飛行に成功しました。8月上旬にISSでの約2カ月の任務を終えた米国人宇宙飛行士二人を乗せて、無事地球に帰還。創業20年余りの民間企業が、打ち上げから帰還まで成功裏に終えたのは驚くべきことです。米国はスペースシャトルが退役して以来、宇宙飛行士の輸送をロシアのソユーズ宇宙船に頼っていたんですよね。宇宙分野での主導権を握るには、やはり、輸送を独自で確保するのは必要不可欠だったと思います。
ソニー,東京大学,JAXAら人工衛星開発
ソニー株式会社,国立大学法人東京大学,JAXAは、「宇宙感動体験事業」の創出に向けて三者で共同開発・技術実証契約を締結し、ソニーのカメラ機器を搭載した人工衛星の共同開発を開始。地上から自由にリアルタイムで遠隔操作出来る人工衛星上のカメラシステムを構築し、宇宙空間の映像を宇宙飛行士さながらのリアリティある視点で人々に届けることを目指します。ソニーは、イメージングやセンシング、通信などの技術を活用して人工衛星のミッション部(人工衛星のカメラ部分)の開発やシステム構築を担うようですね。
ispace資金調達し月面データ事業拡大
株式会社ispaceは30億の資金調達を実施し、累計調達金額は約135.5億となりました。現在、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のパートナーシップ事業および月への輸送サービスであるペイロード事業を展開しています。資金調達の発表とあわせて、Blueprint Moonを発表しました。Blueprint Moonは、月ビジネスに新たに参入する企業に有益な青写真を提供するというコンセプトで、画像データ,環境データ,テレメトリ,資源情報など月のデータを収集し加工した上で、想定する政府宇宙機関などに提供し月面開発に役立ててもらうことを計画しています。
動向を見ると民間宇宙旅行,新しい人工衛星,月面データなどのサービスが生まれそうですね。ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。
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