【おすすめ宇宙映画⑧】ガガーリン 世界を変えた108分(YouTube)
Space Biz編集長の独断によるおすすめ宇宙映画のレビューです。ややネタバレありです。
今回は「ガガーリン」の感想をお届けします。映画を見るきっかけにしてください。
作品紹介
Space Biz編集長の太田です。【おすすめ宇宙映画】のコーナーは、編集長の独断と偏見で宇宙映画を紹介し、星の格付けをするものです。第8回目に紹介するのは、「ガガーリン 世界を変えた108分」です。
この映画は2013年にロシアで製作され、2014年に日本でも公開されています。ユーリ・ガガーリン生誕80周年記念として、彼の人生を描いた伝記映画でもあるんです。えっ、ガガーリンを知らない?って方にも、補足説明しますね。ガガーリンは、1961年4月12日に人類初の有人宇宙飛行をした人類の英雄とも言われる方なんです。
搭乗したボストーク1号という宇宙船の方も、とても有名ですが、宇宙空間での全飛行時間はわずか108分だったんです。映画の題名の意味が良く分かったと思います。また、ロシア映画って、ほとんど見たことがなかったのですが、宇宙映画として見ると感慨深いですね。
あらすじ
あらすじを簡潔にお伝えすると、映画の冒頭は宇宙旅行の父であり、ロケット工学の基礎を築いたツィオルコフスキーの「地球というゆりかごの中に人類がとどまることはないだろう」という名言が流れます。
発射前日、ソ連のバイコヌール宇宙基地では、敵の偵察機が周囲を飛ぶ中、夜通しの作業が進められ、責任者のセルゲイ・コロリョフは「新たな時代の幕開けがかかっている」と叱咤激励します。発射台に向かうバスの中で、ガガーリンは自らの人生を振り返ります。3,000人以上の空軍パイロットの中から選抜され、精鋭20人の候補生の一人として厳しい訓練に耐えた日々など。
発射台に到着すると、仲間達から励まされ、宇宙船ボストーク1号のコックピットに乗り込みます。発射1時間前にトラブルがありましたが、無事宇宙へ飛び立ちます。ガガーリンは、人類初の無重力状態を経験しながら、貧しい農村で生まれ育ったことや妻から懐妊を告げられたこと、その後、娘が誕生したことなどを思い出します。
帰還の際もトラブルがありますが、ガガーリンは逆噴射を試み大気圏に突入します。地上7,000mで脱出装置を使用し、シートごと船外に投げ出されパラシュートで降下するんです。現在と全く違うのも面白いですね。
星の格付け
最後に星の格付けですが、星4つ(☆☆☆☆)です。宇宙に人間が行く際の緊張感や人生の回想を上手に織り交ぜ、当時の宇宙への覇権争いも垣間見えます。以上、編集長の独断と偏見でした。チャンネル登録お願いします。
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