【宇宙ビジネス超入門~号外ニュース⑫~】民間初、スペースX社の有人宇宙船が無事地球に帰還!
宇宙ビジネスの注目ニュースをお届けします。
Space Biz編集長の太田です。宇宙ビジネス超入門者向けに世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを簡潔にお伝えします。今回は号外ニュースとして、「民間初、スペースX社の有人宇宙船が無事地球に帰還!」について述べたいと思います。
2020年5月下旬に、米国航空宇宙局(NASA)がスペースX社の新型宇宙船クルードラゴンをフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げ、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキング成功。この新型宇宙船で、民間初の有人宇宙飛行に成功しました。そして8月上旬に、新型宇宙船はISSでの約2カ月の任務を終えた米国人宇宙飛行士二人を乗せて、4つのパラシュートで減速しながら、南部フロリダ州沖に着水しました。創業20年余りの民間企業スペースX社が、打ち上げから帰還まで成功裏に終えたのは驚くべきことです。
米国は2011年にスペースシャトルが退役して以来、宇宙への宇宙飛行士の輸送をロシアのソユーズ宇宙船に頼っていたんですね。宇宙分野での主導権を握るには、やはり輸送を独自で確保するのは必要不可欠だったと思います。今回は試験飛行という位置づけですので、これからNASAの審査で合格すると、9月以降に野口聡一宇宙飛行士、そして来年春には星出彰彦宇宙飛行士も搭乗する予定になっています。
米国の宇宙ビジネスは、政府主導から民間主導へのターニングポイントの時期に入っており、宇宙旅行幕開け間近の予感がします。また、月や火星に行くための出発点にもなりそうですね。ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。
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