【宇宙ビジネス超入門~号外ニュース⑩~】月探査計画で日米共同宣言に署名
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Space Biz編集長の太田です。宇宙ビジネス超入門者向けに世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを簡潔にお伝えします。今回は号外ニュースとして、「月探査計画で日米共同宣言に署名!」について述べたいと思います。
萩生田光一文部科学大臣と米国航空宇宙局(NASA)のジム・ブライデンスタイン長官は、米国が主導する月探査計画(アルテミス計画)で、協力に関する日米共同宣言に署名しました。アルテミス計画とは、NASAの月面着陸の計画で、2020年に無人で宇宙船を打ち上げ、2022年に有人機、2024年には宇宙ステーションのゲートウェイ経由で月面着陸する予定になっています。成功すると、史上初の女性宇宙飛行士の月面着陸となります。ちなみに月を回る宇宙ステーションのゲートウェイの目的は、月面での継続的な活動を推進して、最終的には有人火星探査に向かうためのものです。
実は、宇宙開発においても中国との覇権争いがあり、中国は2019年1月に世界初、月の裏側に無人探査機を着陸させ、2022年には中国独自の宇宙ステーション天宮を計画しています。尚、日米共同宣言には、何と日本人宇宙飛行士の活動機会なども明記されているので、日本人宇宙飛行士初の月面着陸も現実味を帯びてきました。とっても、楽しみなのですが、最後は予算確保の問題がありますので、国家としての明確な指針が必要だと思います。
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