【宇宙ビジネス超入門~号外ニュース⑧~】中国版GPS『北斗』が完成し米国との競争激化!

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【宇宙ビジネス超入門~号外ニュース⑧~】中国版GPS『北斗』が完成し米国との競争激化!

宇宙ビジネスの注目ニュースをお届けします。

Space Biz編集長の太田です。宇宙ビジネス超入門者向けに世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを簡潔にお伝えします。今回は、号外ニュースとして、「中国版GPS『北斗』が完成し、米国との競争激化!」について述べたいと思います。

中国版GPSで、独自に開発している衛星測位システム『北斗』(BeiDou)が、最後の衛星を打ち上げ、軌道に乗せることに成功しました。運用開始は2020年中を目指していたので、半年程前倒して実施予定です。

中国メディアによると、1991年の湾岸戦争で米国軍が広大な砂漠で進軍を可能にしたGPS利用に大きな刺激を受けたようですね。その後、中国は1994年に開発に着手し、2000年に最初の衛星打ち上げに成功。2018年には位置情報のサービス提供地域を全世界へと広げました。GPSの精度を上回っているのも驚きです。もともと、GPSは米国が軍事用に開発し民間向けに開放したものです。最近ですと、自動車の自動運転や軍事用の無人機ドローンなどにもGPSが活躍しているんですね。主に軍事や経済などの分野で活用出来るので、これからの宇宙産業でも競争激化は避けられそうもありません。

中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に関心を示す国々にも、『北斗』(BeiDou)を積極的に売り込んでいて、既に約120カ国で使われているようです。ただ、ビッグデータなどの情報を抜かれる可能性もありますので、用心するに越したことはないです。一方、新型コロナウイルスの感染がひどかった湖北省では、医療物質の搬送にドローンが役立っているんですね。要は科学技術も目的が重要ということでしょうか。日本の準天頂衛星システム『みちびき』にも頑張ってもらいたいです。

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