【宇宙ビジネス超入門】2020年5月の動向(YouTube)

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【宇宙ビジネス超入門】2020年5月の動向(YouTube)

皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。

宇宙ビジネス超入門者向けに、宇宙ビジネス業界で2020年5月に起こった私の気になるトピックニュースを三つ程簡潔にお伝えします。

NASAが月面着陸船の開発に3社を選定

その3社とは、ブルーオリジン社,ダイネティクス社,スペースX社となります。3社というよりも数十社以上が連携しますので、3つのチームといった方が良いかもしれませんね。2021年2月までの期間で、契約の総額は9億6700万ドル(日本円で1040億円程)になります。NASAが月面着陸船の開発に予算を出すのは、1972年のアポロ17号以来、約50年ぶりとなります。当然、最終的には1社に絞り込まれ、2024年予定のアルテミスⅢで使用されるとのことです。

中国が宇宙で世界初3Dプリント実験に成功

中国の有人宇宙ステーション向けに開発された長征5号Bが打ち上げに成功したのですが、何とその中に3Dプリンターが搭載されていたのです。中国が宇宙で3Dプリントするのは初めてで、宇宙で繊維強化プラスチックの3Dプリント実験に成功したのは世界初となります。これから、米国のMade In Space社との競争も激しくなるかもしれませんし、2020年以降、火星探査機や月探査機も打ち上げる予定なので、中国の宇宙開発に目が離せません。

スペースX社が民間初の有人宇宙飛行に成功

米国は2011年にスペースシャトルが退役して以来、宇宙への宇宙飛行士の輸送をロシアのソユーズ宇宙船に頼ってきました。有人宇宙飛行を行えるのはソユーズ宇宙船だけとなりましたので、宇宙飛行士1席あたりの費用は年々上昇し、最近では8000万ドル超(日本円で90億円程)とも言われておりました。そうした状況下で、米国のスペースX社は、10年余り研究や試験を重ね、新型宇宙船クルードラゴンで民間初の有人宇宙飛行に成功しました。これは、まさに宇宙旅行幕開けの予感がしますね。次回は、日本人宇宙飛行士の野口聡一氏も搭乗する予定となっています。米国では、政府主導から民間企業を活用した計画が着々と進んでいると感じますので、日本も頑張り時だと思います。

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