【宇宙ビジネス超入門~号外ニュース⑥~】スペースX社が民間初の有人宇宙飛行に成功!(YouTube)
宇宙ビジネスの注目ニュースをお届けします。今回はかなりテンション上がるビッグニュースです
Space Biz編集長の太田です。宇宙ビジネス超入門者向けに世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを簡潔にお伝えします。今回は、号外ニュースとして、「スペースX社が民間初の有人宇宙飛行に成功!」について述べたいと思います。
米国は2011年にスペースシャトルが退役して以来、宇宙への宇宙飛行士の輸送をロシアのソユーズ宇宙船に頼ってきました。有人宇宙飛行を行えるのはソユーズ宇宙船だけとなりましたので、宇宙飛行士1席あたりの費用は年々上昇し、最近では8000万ドル超(日本円で90億円程)とも言われておりました。
そうした状況下で、米国のスペースX社は、10年余り研究や試験を重ね、新型宇宙船クルードラゴンで民間初の有人宇宙飛行に成功しました。これは、まさに宇宙旅行幕開けの予感がしますね。米国航空宇宙局(NASA)が有人宇宙船の開発を依頼しているもう一つの民間企業ボーイング社、スターライナーの有人宇宙飛行は2021年以降になりそうです。政府主導から脱却するために、スペースX社とボーイング社を競わせ、コスト削減に持っていくNASAの計画は素晴らしいと思います。
今回の有人宇宙飛行は、Demo—2と呼ばれる有人実証試験飛行であり、次回のCrew—1が公式な最初の運用となります。日本人宇宙飛行士の野口聡一氏も搭乗する予定となっています。米国は、火星など深宇宙の宇宙開発はNASAが中心となり、国際宇宙ステーション(ISS)への輸送など近場の宇宙活用は民間企業にも任せています。米国の方針を見習うと、日本の宇宙産業が花開くヒントになるかもしれません。ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録お願いします。
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