【おすすめ宇宙映画③】「アポロ13」(YouTube)
Space Biz編集長の独断によるおすすめ宇宙映画のレビューです。ややネタバレありです。
今回は「アポロ13」の感想をお届けします。映画を見るきっかけにしてください。
Space Biz編集長の太田です。【おすすめ宇宙映画】のコーナーは、編集長の独断と偏見で宇宙映画を紹介し、星の格付けをするものです。
第三回目に紹介するのは、「アポロ13」です。この映画は、1995年に製作され、奇跡的に生還を果たしたアポロ13号の真実の物語を描いたものです。何とアポロ13号の船長だったジム・ラヴェル著作の「Lost Moon」が原作となります。
映画を見た後の感想としては、アポロ計画の有人月面着陸から半世紀程経過して、再び、アメリカはアルテミス計画で有人月面着陸するんだなと感慨深いものがありました。1969年7月にアポロ11号で人類初の有人月面着陸に成功し、4カ月後の11月にもアポロ12号で有人月面着陸に連続成功しました。実はアポロ11号から17号までで有人月面着陸出来なかったのは、アポロ13号だけなんですよね。
あらすじを簡潔にお伝えすると、アポロ13号は、アポロ計画の3度目の有人月面着陸を目指していて、1970年4月に打ち上げられます。打ち上げ成功から2日程過ぎると、突然機械船の酸素タンクが爆発して、大量の酸素が宇宙に漏れ出してしまいます。酸素は電力を生成するため、酸素不足だけではなく電力不足にも苦しめられます。そのため、暖房もつかない船内で、寒さとの戦いもずっと続くんですね。この事故で月面着陸を断念し、月面着陸船アクエリアス号に避難して、司令船オデッセイ号の燃料を節約することにしました。二酸化炭素の濃度が上がる問題なども生じましたが、ヒューストン管制センターとも連携して解決。また、月の周回軌道で帰ってくるはずが、徐々に軌道から外れていきます。しかしながら、手動で軌道修正に成功させます。大気圏突入前には、司令船の耐熱シールドやパラシュートの損傷も心配されましたが、無事地球に帰還するといった内容です。
NASAの協力もあり、船内シーンの無重力空間の撮影は宇宙空間さながらだったと思います。個人的には、宇宙飛行士から危機管理能力を教わると大変勉強になりそうだなと感じた次第です。アポロ13号は有人月面着陸には失敗しましたが、輝かしい失敗と言われる所以ですね。
最後に星の格付けですが、星4つ(☆☆☆☆)です。やはり、命をかけた仕事は美しいです。以上、編集長の独断と偏見でした。
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