Space Biz編集長の太田です。宇宙ビジネス超入門者向けに世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを簡潔にお伝えします。今回は、号外ニュースとして、「丸紅が小型衛星打ち上げ事業に参画！」について述べたいと思います。

丸紅、インターステラテクノロジズ、D－Orbit（ディーオービット）は、業務提携を目的とした協業意向書を締結しました。これは、多数の小型衛星を打ち上げ、連携させてサービスを提供する衛星コンステレーションの流れですね。

インターステラテクノロジズは、観測ロケットMOMOから次に小型人工衛星用ロケットZEROを開発しております。

D－Orbitは、小型衛星放出システムの軌道輸送を行うイタリアの宇宙ベンチャー企業です。InOrbit NOWという独自技術を活用した打ち上げアレンジ及び軌道投入のサービスを行っています。顧客のミッションの内容に応じた小型衛星放出システムを用いて、小型衛星を正確に安定させて軌道投入させることが出来るということです。

大手商社の動向として、2020年2月に三井物産らが衛星ライドシェアサービスを展開する米国のSpaceflight社を買収するといったプレスリリースも記憶に新しいところです。商社の巨大なネットワークを活用して販路を開拓していくのだと思います。

高度な技術を要求される宇宙業界では、独自の強みを持つ宇宙ベンチャー企業同士の提携や大手企業とも連携していく体制は必要不可欠になっていくかと思います。協業して新しいマーケットをつくるということですね。今後の大手商社の動きにも注目です。ご清聴ありがとうございました。
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