【おすすめ宇宙ビジネス本④】最新宇宙ビジネスの動向とカラクリがよ~くわかる本(YouTube)

今回は、「最新宇宙ビジネスの動向とカラクリがよ~くわかる本」(齊田 興哉著 株式会社秀和システム)をご紹介します。図解や写真も豊富で、宇宙ビジネスに興味を持った方にまずはおすすめしたい本です。私の感想が、宇宙ビジネス超入門者向けになれば良いですね。蛇足になりそうですが。

第1章宇宙ビジネスの最新動向

第1章宇宙ビジネスの最新動向では、世界の宇宙ビジネスの市場規模が増加傾向にあり、宇宙産業の約77%が衛星を活用したビジネスとなっています。世界の主な人工衛星は、リモートセンシング衛星,通信衛星,測位衛星,惑星探査機に分類されます。項目ごとに日米欧などの最新情報と比較してあります。

第2章宇宙ビジネスの基礎知識

第2章宇宙ビジネスの基礎知識では、宇宙空間にモノを運ぶ輸送手段としてのロケット,ロケットと飛行機の違い,4つの人工衛星のそれぞれの用途や構成を紹介しています。コラムの「人工衛星のデータは、リアルタイム活用の時代へ」は大きなビジネスチャンスを生み出すヒントになりそうです。

第3章宇宙ビジネスのプレイヤーたち

第3章宇宙ビジネスのプレイヤーたちでは、世界中で生まれている宇宙ベンチャー企業は、小型ロケット,小型衛星,衛星データ関連が多数占めています。今後は、衛星データの加工,販売,保険業,さらに測量といった宇宙利用産業が広がっていくことが予想されます。

第4章ロケットビジネスの最前線

第4章ロケットビジネスの最前線では、大型ロケットのコスト削減策として、使い捨てから再利用出来るロケットの研究に入っており、既に垂直着陸に成功している米国企業もあります。市場拡大しているのは、小型衛星と小型ロケットの分野で費用対効果が高いからですね。

第5章人工衛星ビジネスの最新事例

第5章人工衛星ビジネスの最新事例では、小型衛星を多数打ち上げて、世界各地からインターネットに接続出来る環境を計画したり、人工衛星のデータビジネスを手掛ける企業がいくつもあります。そうした流れの中で、小型衛星の大量生産化を公表した企業も出て来ました。人工衛星のデータが安くなれば、ビジネスの裾野も広がりそうですね。

第6章宇宙旅行関連のビジネス最前線

第6章宇宙旅行関連のビジネス最前線では、宇宙ビジネスの現状として、宇宙旅行,宇宙ホテルなどと共に宇宙服や宇宙食の開発も進んでおります。日本の大手芸能プロダクションも宇宙ビジネスに参入したので、新しいエンタメが花開くかもしれません。

第7章中国の宇宙ビジネスの動き

第7章中国の宇宙ビジネスの動きでは、宇宙太陽光発電所の開発,中国版宇宙ステーションの建設,20人乗りの宇宙旅行機計画等宇宙国家プロジェクトなど米国との競争時代に既に入っているので、中国の政策も目が離せないですね。

まとめ

まとめとして、宇宙ビジネスの要点を大変分かりやすく書かれた貴重な本です。
女性の方にも、どんどん読んで欲しいですね。チャンネル登録お願いします。