【おすすめ宇宙映画②】ライトスタッフ(YouTube)
Space Biz編集長の太田です。【おすすめ宇宙映画】のコーナーは、編集長の独断と偏見で宇宙映画を紹介し、星の格付けをするものです。
概要
第2回目に紹介するのは、「ライトスタッフ」です。この映画は、1983年に製作され、アメリカの「マーキュリー計画」に参加した7人の宇宙飛行士を中心に描いたものです。トム・ウルフ著作の「ザ・ライト・スタッフ」が原作となります。
当時の時代背景を見ると、1957年10月4日に旧ソ連は人類初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功したので、翌年1958年にアメリカはNASAを組織し、有人宇宙飛行を計画しました。「マーキュリー計画」は、旅の神であるマーキュリーにちなんで名付けられ、7人の宇宙飛行士が急遽選ばれました。
アメリカの有人宇宙飛行計画は、その後ご存知の通り、ジェミニ計画,アポロ計画とつながっていきました。
感想
映画を見た後の感想としては、193分という長めの映画ですが、とても印象に残る映画で、全く退屈せずに楽しめますね。アメリカが旧ソ連に遅ればせながら、宇宙開発競争に挑戦していく姿が素晴らしいです。1961年4月12日に旧ソ連のガガーリンに有人宇宙飛行で先を越されると、アメリカも有人宇宙飛行を決断します。
最初の宇宙飛行士にアラン・シェパードが選ばれ、1961年5月5日に飛行時間は16分間だけでしたが、無事生還。翌年1962年2月20日には宇宙飛行士ジョン・グレンが初めて衛星軌道にのり、地球を3周。「マーキュリー計画」の最後に宇宙飛行士ゴードン・クーパーが地球を22周して帰還すると計画終了。といった内容です。
もう一人の主役は、世界初の音速飛行に成功したアメリカ空軍のパイロットであるチャック・イエーガーだと思います。二番目の宇宙飛行士ガス・グリソムが失敗者としてまわりから批判された時に、「命を捨てる覚悟で任務に就く男は立派だ。」と一人賛辞を贈ったのは彼らしいと言えます。ライト・スタッフは正しい資質という意味ですが、出演者に当てはまる言葉ですね。宇宙開発への挑戦、勇気、友情、家族愛などを感じさせてくれる心温まる物語です。
星の格付け
最後に星の格付けですが、星5つです。(☆☆☆☆☆)文句なし、当然の評価です。皆さんも、お楽しみあれ!以上、編集長の独断と偏見でした。
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