【宇宙ビジネス超入門~号外ニュース①~】「宇宙ビジネスを襲う新型コロナウイルスの多大な影響! 」(YouTube)

Space Biz編集長の太田です。
 
宇宙ビジネス超入門者向けに世界で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを簡潔にお伝えします。今回は、号外ニュースとして、「宇宙ビジネスを襲う新型コロナウイルスの多大な影響!」について述べたいと思います。

 
現在、2020年3月下旬ですが、宇宙ビジネス業界においても毎日毎日新型コロナウイルスの影響が世界中から伝えられています。業界でも特に衝撃が走ったのは、ソフトバンクグループなどが過去30億ドル程、今の為替ですと3,300億円程投資していると言われる衛星ベンチャー企業のOne Web社(ワンウェブ社)が破産申請を検討しているとBloomberg(ブルームバーグ)が報道しました。コメントには応じていないようですが、レイオフの実施などを確認されているのではないかと思います。
 
欧州や南米でも、Arianespace社(アリアンスペース社)が欧州の宇宙基地であるギアナ宇宙センターのオペレーションを一時中止したり、ロシア国営のRoscosmos社(ロスコスモス社)も人工衛星等の打ち上げを取り止めています。昨年、私も参加したのですが、最も重要で大規模なアメリカのコロラド州で開催される第36回Space Symposiumも延期になっています。世界中から宇宙業界の方々が集まるイベントだけにとても残念ですね。新型コロナウイルスの影響はまだまだ収まる気配が感じられませんので、注意深く見ていこうと思います。

 
ただ、こうした状況でも、Space X社(スペースX社)が衛星インターネットサービス用の小型人工衛星60基を先月に続けて、打ち上げ成功しております。またアメリカ航空宇宙局(NASA)とSpace X社(スペースX社)は、2020年5月以降に予定通り、民間有人宇宙船,商用有人宇宙船の打ち上げを予定しております。
 
 
最近のメディアは、マイナス面が多く報道されておりますが、明るい話題も探していきたいと思います。ご清聴ありがとうございました。
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