第2回スマート宇宙機器システムシンポジウム(研究会)
2019年9月27日に開催された、第2回スマート宇宙機器システムシンポジウム(研究会)に参加してきました。
このシンポジウムは、新宇宙産業を創出するスマート宇宙機器・システムの研究開発拠という団体が主催しています。シンポジウムの目的は下記とされており、2019年1月に続き2回目の開催となります。
・新規宇宙プロジェクトの創出支援と産学ネットワーク形成を目指し、ユーザーとの将来利用要求、設計仕様の検討、国際情勢調査・将来動向検討等について、幅広く意見交換することを目的とします。
■概要
スケジュールは下記のように一日盛りだくさんな内容となっています。
第2回スマート宇宙機器システムシンポジウム(研究会)
日時:2019年9月27日(金)午前9時〜午後6時45分
場所:東京工業大学・大岡山キャンパス
参加費:無料
懇親会:有料(3000円程度を予定。学生は1000円)
セッション1:宇宙環境における放射線障害
セッション2:スマート宇宙機器システム事業の紹介
セッション3:超小型衛星の国際動向調査
セッション4:宇宙利用ビジネスの状況と展望
セッション5:討論会
懇親会
超小型衛星の技術動向と資金調達に関する調査報告
今回は、特に興味のあったシー・エス・ピー・ジャパンの金岡 充晃 氏の講演を聞いてきました。
テーマとしては、超小型衛星の技術動向と資金調達に関する調査報告についてでした。
主なポイントとしては、下記を中心に世界中の具体的で豊富な事例をもとに説明されました。
■Cubesatの失敗率が大きく改善している
■米国では政策変化(規制緩和)が進行している
■超小型衛星では利用ビジネスを見込んだ技術開発が進行中
■超小型衛星の量産によるコスト削減効果
■宇宙天文物理向けCubesatの開発が本格化
■コンステレーション事業は10億円規模の時代に突入
■SPIRE社(IoT)の資金調達、設立の背景
まとめ
他のセッションも、各分野における最新の情報が聞けるともて密度の濃い時間でした。それぞれの方の講演で、思いもしない重要な情報やアイデアの種が見つかるシンポジウムですので、宇宙ビジネスに関わる方には要チェックなイベントだと思います。