【2025年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳6月の月間優秀賞~】
対談動画
編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長のゆーです。対談の相手は、お馴染みのいっしーです。宜しくお願いします。」
いっしー「宜しくお願いします。」
編集長「今回は、2025年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳6月の月間優秀賞~になります。最近、動画制作なんかも興味があるんだけど、宇宙エンタメとして、可能性はどうですかね。」
いっしー「可能性しかないと思います。最近、AIによる動画生成というものが発達してきてまして。OpenAIのSoraが去年から一般公開されたんです。具体的にですね、こういう映像が欲しいっていう指示をすれば、SF的な映像も個人でも作れるようになります。」
編集長「AIは目を離してはいけないところだね。我々も追っていかないと。」
いっしー「進歩が加速度的に進んでますね。」
編集長「宇宙との相性もいいしね。楽しみだね。」
いっしー「そうですね。UFOとか宇宙人とかは、今までなら大変だったんですけど、それが作りやすくなったと思います。」
編集長「応募総数の方はですね、300弱になります。今月はバラエティー豊かというか、面白い句が多かったです。月間優秀賞候補も、敢えて評価軸を変えて選んでみました。」
いっしー「夏が近づいてくるにつれて、エンタメ色が強まってくる傾向があるかなと思いますね。」
編集長「では、今月も月間優秀賞候補を3つ紹介したいと思います。宇宙川柳評論家のいっしー、今月も一言コメントお願いします。」
いっしー「はい、お願いします。」
編集長「1つ目の宇宙川柳は『太陽が 届かぬ寒さの 親父ギャグ』(山野 大
輔様)です。これは面白いね。」
いっしー「親父ギャグの寒さを、『太陽が届かぬ寒さ』と表現するあたりに、宇宙愛がみなぎっています。」
編集長「宇宙×親父ギャグの句ですね。宇宙規模の発想が素晴らしい。」
いっしー「普段から宇宙について考えていないと、こういう発想は出て来ないですね。切れ味がいいですね。」
編集長「2つ目の宇宙川柳は『宇宙線 浴びてくるよと 健診へ』(鈴木 繁雄様)です。」
いっしー「健康診断では宇宙線という宇宙から常に降り注いでいる放射線と同じ成分の微量な放射線を当てて測定を行いますが、それを『宇宙線を浴びてくる』と表現するところに宇宙愛を感じます。ささやかな日常の中に、まさに宇宙線のように宇宙が溶け込んでいて、素晴らしいです。」
編集長「日常生活を何でも宇宙に結びつけてしまう方ですね。多分。」
いっしー「日常生活に宇宙が浸透してますよね。本当に。」
編集長「3つ目の宇宙川柳は『天の川や 凪のまにまに 深々と』(日蛙様)です。」
いっしー「『川柳(かわやなぎ)』という言葉を詩の中に巧みに仕込みながら、宇宙空間では川でさえも波を立てずに(凪の状態)ひっそりと静まり返っている様子を表現した一句。テクニックが巧みすぎて、音読して初めて理解できる仕組みが見事です。宇宙川柳史上初の試みに拍手です。」
編集長「コメントないと分からないよね。セミプロ、プロの方でしょうか。」
いっしー「恥ずかしい限りですが、コメントや解説があって、私達も少し補足が出来るようになりました。」
編集長「今回も迷いましたけど、審査員で協議した結果、宇宙川柳6月の月間
優秀賞は1つ目の『太陽が 届かぬ寒さの 親父ギャグ』(山野 大輔様)です。
おめでとうございます。いっしーの方で最後に一言どうですか。」
いっしー「こういった面白い宇宙川柳を詠める方のギャグは、きっと寒くないと思います。宇宙飛行士として行かれる方も、こういったギャグを言って欲しいですね。」
編集長「宇宙からだと、また面白いよね。」
編集長「1つ目はまさに宇宙川柳という句、2つ目は宇宙愛を感じる句、3つ目は宇宙川柳初の試みとなる句でした。宇宙川柳の幅も確実に広がってきてますね。では、来月の月間優秀賞で、またお会いしましょう。またね。」
いっしー「またね。」