【2025年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳5月の月間優秀賞~】
対談動画
編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長のゆーです。対談の相手は、お馴染みのいっしーです。宜しくお願いします。」
いっしー「宜しくお願いします。」
編集長「今回は、2025年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳5月の月間優秀賞~になります。とうとう梅雨の時期になってしまったけど、いっしーの方でこの時期心掛けていることはありますか。」
いっしー「そうですね。窓の外を見た時に、曇り空だと気持ちがネガティブになりがちですけど。6月って祝日がないので、自分としては気分を盛り上げるために、意図的に自分なりの祝日を設けています。」
編集長「なるほど。リズムをつくっている感じなのかな。僕の方は雨がいつ降るか分からないので、折り畳み傘を持ち歩いたり、靴もスウェード靴とか履いています。」
いっしー「なるほど。備えあれば患いなしですね。」
編集長「応募総数の方はですね、300弱になります。今月は宇宙川柳だけでなく、宇宙写真の応募もクオリティが高かったですよね。候補を選ぶのも大変でした。」
いっしー「びっくりするような写真が一杯ありましたね。奇跡的な一瞬を撮るみたいな写真もありました。」
編集長「それは感動しましたね。では、今月も月間優秀賞候補を3つ紹介したいと思います。宇宙川柳評論家のいっしー、今月も一言コメントお願いします。」
いっしー「お願いします。」
編集長「1つ目の宇宙川柳は『肩寄せて 君と覗いた 望遠鏡』(松本 みか様)です。」
いっしー「二人の呼吸が近くで聞こえるような、ロマンチックな情景がパッと思い浮かぶ、絵画的な一句です。望遠鏡を通して一緒にのぞいた星は、どんな煌めきを放っていたのでしょうか。」
編集長「宇宙川柳というよりも、宇宙恋愛といった句でしょうか。美しい句で選んでしまったというか。」
いっしー「そうですね。純粋な気持ちに胸を打たれたというか。」
編集長「そんな感じがしますね。2つ目の宇宙川柳は『コメよりも コメット求める 宇宙ファン』(山野 大輔様)です。」
いっしー「コメ問題が深刻化する中、『コメよりもコメット求める』と、宇宙愛を全面に押し出した一句。日常の些細な幸せも重要ですが、宇宙のロマンを追求する政治であって欲しいものです。」
編集長「何かと話題のコメですが、コメット(すい星)を思い浮かべるとは、さすがです。」
いっしー「コメからコメットというのは。さすがです。」
編集長「3つ目の宇宙川柳は『タキオン君 光速破って 退学し』(鈴木 繁雄様)です。」
いっしー「物理学の知見をコミカルな一句に盛り込んだ作品ですね。タキオン粒子は光速を超えることのできる仮想粒子ですが、『光速』と『校則』をかけて、物理理論から追放されてしまう=『退学』と書けているところが非常にうまいです。しかし、量子物理学が進展する今、タキオンの存在が証明される日も近いかも…?」
編集長「光より速い粒子が発見されると、今までの物理の法則が全部崩れるよね。」
いっしー「そうですね。物理学者達は皆退学させようとしているのが見受けられますね。」
編集長「今回も迷いましたけど、審査員で協議した結果、宇宙川柳5月の月間優秀賞は2つ目の『コメよりも コメット求める 宇宙ファン』(山野 大輔様)です。おめでとうございます。いっしーの方で最後に一言どうですか。」
いっしー「宇宙川柳っていうのはフレッシュな時事問題に切り込むのは非常に面白いなと思いますし。やっぱり、目の前の糧よりも宇宙のロマンを追い求める宇宙ファンでありたいなと私自身思いました。」
編集長「まさに時事宇宙川柳ですかね。最近ispaceという企業が2度目の月面着陸に残念ながら失敗しましたが、成功するまで続けて欲しいですね。では、来月の月間優秀賞で、またお会いしましょう。またね。」
いっしー「またね。」