【2025年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳4月の月間優秀賞~】

対談動画

編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長のゆーです。対談の相手は、お馴染みのいっしーです。宜しくお願いします。」

いっしー「宜しくお願いします。」

編集長「今回は、2025年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳4月の月間優秀賞~になります。いっしーの方は五月病になってないと思うけど、ゴールデンウィーク中はどんな過ごし方をしたの。」

いっしー「そうですね。私は甥っ子が新たなに誕生しまして、千葉の方に行ってきました。やっぱり、宇宙人みたいな感じでしたけど、可愛らしかったです。」

編集長「おめでとうございます。良かったですね。現在、僕の方は東京がメインで仕事をしているのですが、九州の方にも拠点を作ろうかなと。BCP観点からも拠点を分散した方が良いかなと感じます。宇宙時代だから何が起こるか分からないので。そんなことをゴールデンウィーク中は考えておりました。」

いっしー「なるほど。次は宇宙に拠点を。」

編集長「応募総数の方はですね、200強になります。今月も若干少なめですが、インパクトのある宇宙川柳らしい一句が多かったですね。もちろんクオリティは高いです。」

いっしー「そうですね。笑いを誘うようなパンチが効いたものが多かったですね。皆さん磨かれてきてます。」

編集長「では、今月も月間優秀賞候補を3つ紹介したいと思います。宇宙川柳評論家のいっしー、今月も一言コメントお願いします。」

いっしー「はい、宜しくお願いします。」

編集長「1つ目の宇宙川柳は『隕石より 引責怖い 上層部』(山野大輔様)です。」

いっしー「サラリーマン川柳と宇宙川柳の交差点のような、パンチの効いた一句です。隕石が落ちてくれば地球全体が被害に遭いますが、私たち人間はむしろ日常の些細な責任問題に頭を悩ませていることの多い生き物。特に組織が大きくなればなるほど、責任をとることの重みは増していきますね。潔く切腹を選んだサムライたちの気概を思い出していただきたいものです。」

編集長「上層部がしっかりしないとダメだということですね。ただ、上層部の本音かもしれません。本来は責任を取るのが仕事なんですけど。」

いっしー「上層部が責任取らないと下の方も逃げる体制になってしまいますよね。」

編集長「2つ目の宇宙川柳は『骨壺に 酔い止め忍ばせ 宇宙葬』(齋藤 文子様)です。」

いっしー「宇宙葬のために『酔い止め』を骨壷に仕込むという発想がユニークで痛快です。骨壷は確かに、耐震設計はなさそうなので、『乗っている側』はたまったものではありませんね。死後まで快適な旅行を経験できるよう、最後まで気遣ってあげましょう。」

いっしー「宇宙空間に行くまでは宇宙飛行士並みの訓練が必要ですから。骨は骨ですが、発想は面白いですね。」

いっしー「身も蓋もない話になってしまいますので。」

編集長「3つ目の宇宙川柳は『引力が 消えた妻との フルムーン』(ペンネーム:ほのぼの様)です。」

いっしー「夫婦関係を詠んだ川柳は多数あれど、この川柳のインパクトを超えるものはなかなかないかもしれません。フルムーンとは、二人の年齢が合計88歳を超えた夫婦を対象にJRが提供する乗り放題乗車券のことを指し、転じて熟年夫婦の電車旅行を指す言葉ですが、ハネムーンの時は『引力』を感じていた二人の間で『引力』が消えてしまったフルムーン。一体何が起きてしまったのでしょうか…?」

編集長「熱々というより程よい距離感があるということですかね。夫婦関係も長く続くので逆に良いかも。お互い好きなことをしながら。」

いっしー「あまり接近しすぎるよりも。丁度良いバランスが詠まれているかもしれませんね。」

編集長「今回も迷いましたけど、審査員で協議した結果、宇宙川柳4月の月間優秀賞は2つ目の『骨壺に 酔い止め忍ばせ 宇宙葬』(齋藤 文子様)です。おめでとうございます。いっしーの方で最後に一言どうですか。」

いっしー「私の方も乗り物酔いには。最近は超音波でなおるみたいな噂を聞いたんです。宇宙旅行の発展と共に新しい技術が発見されたらと思います。」

編集長「お葬式もいろんな種類があるけど、家族葬よりは宇宙葬の方がロマンがあって良いですね。」

いっしー「よりスケールが大きくなりますね。」

編集長「分骨で宇宙に飛ばすのも、人生の締めとしては面白いかも。では、来月の月間優秀賞で、またお会いしましょう。またね。」

いっしー「またね。」