【宇宙エンタメアカデミー~米CIA・ペンタゴンによるUFO隠蔽の歴史~】
<内容>
第三回の宇宙エンタメアカデミーでは、「米CIA・ペンタゴンによるUFO隠蔽の歴史」と題して、これまでアメリカ政府が行ってきたUFO情報の隠蔽工作と、それに真っ向から挑んだフランスの画期的な報告書について解説しました。
戦後の1947年、アメリカ空軍が極秘プロジェクト「サイン」を立ち上げて以来、UFOはアメリカ社会で国家安全保障上の脅威と見なされ続けてきました。その中で、CIAが行った情報操作、つまり「国民にUFOを信じさせないための大規模な心理作戦」の実態についても掘り下げます。1950年代には心理学者や広告会社、さらにディズニーなどのエンタメ企業まで巻き込んで展開されたこの「教育プログラム」は、その後数十年にわたり、UFOに対する世論を操作してきました。
しかし、こうしたアメリカ政府の「UFO否定」に対抗する形で生まれたのが、フランスの「COMETA報告書」です。1999年に発表されたこの報告書では、退役将校や高官たちが集めた膨大なUFO目撃証言を基に、アメリカ政府による隠蔽工作を告発しつつ、「知的に制御された未確認物体」の存在が示されています。電磁波の異常、地上の痕跡、レーダー記録、植物への影響など、多岐にわたる科学的証拠も紹介されており、世界のUFO研究に大きな衝撃を与えました。
さらに今回の動画では、アメリカのUFOプロジェクト「ブルーブック」の終焉から現代までの流れを追い、2017年に『ニューヨーク・タイムズ』が報じたペンタゴンの極秘UAP調査、そしてトランプ政権下で起きてきたディスクロージャーにも言及。こうした時代背景をもとに、「UFO」から「UAP」へと呼び名が変わった経緯や、なぜ今、再びUAPが注目されているのかをわかりやすく整理しました。
最後に、「UFOを信じる・信じない」という二項対立を超えて、UAPという“科学的に説明不能な現象”に対して、どのように向き合うべきなのかという重要な問いも投げかけています。日本においてもフランスGEIPANのような真剣なUFO研究機関が必要なのではないかという提言も行いました。
ディスクロージャーの動きが進む中で、私たち人類はこの現象とどう向き合うべきなのか? ぜひ皆さんもこの機会に、一緒に考えてみましょう!