【2024年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳12月の月間優秀賞~】
対談動画
編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長のゆーです。対談の相手は、お馴染みのいっしーです。宜しくお願いします。」
いっしー「宜しくお願いします。」
編集長「今回は、2024年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳12月の月間優秀賞~になります。最終月になりますけど、2024年を振り返ってみて、宇宙川柳より宇宙写真の方がレベル上がったように感じない?」
いっしー「ほんとに今年は凄かったですね。かかっている労力とかも。何日もかけて撮影したものも。」
編集長「確かに、そんなコメントもありましたね。宇宙川柳の応募総数の方はですね、何と1000超になります。」
いっしー「4桁になりましたね。」
編集長「やっぱり、最後にキター!って言いたくなりますね。締め切り間際だと印象に残るからかな。」
いっしー「土壇場だと、印象に残りますね。ただ、クオリティも高かったです。」
編集長「では、今月も月間優秀賞候補を3つ紹介したいと思います。宇宙川柳評論家のいっしー、今月も一言コメントお願いします。」
いっしー「はい、宜しくお願いします。」
編集長「1つ目の宇宙川柳は『打ち上がる 私の恋は フライバイ』(原田 脩平様)です。これもね。」
いっしー「宇宙船や探査機が天体近傍を接近通過することをフライバイと言いますが、恋の勢いと、すれ違いの苦しみを『探査機の打ち上げ』と『フライバイ』という二つの宇宙用語と絡めて描写している点がお洒落ですね。ランデブーが無事起こることを願っています。」
編集長「フライバイやランデブーなど宇宙用語で恋を語ることも出来るんですね。」
いっしー「そうですね。宇宙に対する教養とか知識を感じられますね。」
編集長「2つ目の宇宙川柳は『ウチの嫁 昔ビーナス 今ジュピター』(本郷 修様)です。」
いっしー「ジュピター=木星は、太陽系の中でも大きさ,質量共に最大を誇る天体です。『豊穣』や『発展』の象徴であると同時に、『自信過剰』や『肥満』の象徴とも言われています。昔ビーナスのように美しかった奥様が『木星』になってしまった、という詠嘆の意が詠まれた一句ですが、捉え方によっては平原綾香さんの『Jupiter』のように、より神秘的でより発展する未来へ向かっていると考えることも可能ですね。」
編集長「木星周辺には主にイオ・エウロパ・ガニメデ・カリストなどの衛星があるので、子沢山かもしれませんね。」
いっしー「いいですね。子供が出来て、お孫さんまで、子孫が繁栄していくようで。」
編集長「3つ目の宇宙川柳は『光年を 超える恋文 返事まだ』(三輪 優香様)です。」
いっしー「宇宙のどこか、何光年もの彼方にいる運命の人への手紙を出し、その返事がまだ帰ってきていない、という状況設定が非常にロマンチックですね。お相手は人間の姿をしていないかもしれませんが…。」
編集長「宇宙時代の恋愛の悩みかも。宇宙には愛を考える時期もあるのですかね。」
いっしー「まさに織姫と彦星みたいな感じがしますね。」
編集長「なるほど。今回も迷いましたけど、審査員で協議した結果、宇宙川柳12月の月間優秀賞は1つ目の『打ち上がる 私の恋は フライバイ』(原田 脩平様)です。おめでとうございます。いっしーの方で最後に一言どうですか。」
いっしー「今まで出て来てない専門用語を上手く織り込んだ宇宙川柳は興味深く感じられますね。こういった宇宙川柳をお待ちしております。」
編集長「今までフライバイって、そんなに多くないよね。」
いっしー「今まで初めてなんじゃないかと。」
編集長「やっぱり、初めてか。我々何万って数の宇宙川柳を詠んできたけど。そういう意味では貴重だね。」
いっしー「ニッチを狙っていくことが大事ですね。」
編集長「少し遅れましたが、2025年宇宙エンタメコンテストも開催決定です。昨年同様に宇宙川柳と宇宙写真の月間優秀賞も授与しますので、是非毎月のご応募お待ちしております。
いっしー「そうですね。12月だけに集中するのではなくて。」
編集長「近日中に年間最優秀賞も発表したいと思いますので、宜しくお願いします。では、またね。」
いっしー「またね。」