【2024年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳11月の月間優秀賞~】

対談動画

編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長のゆーです。対談の相手は、お馴染みのいっしーです。宜しくお願いします。」

いっしー「宜しくお願いします。」

編集長「今回は、2024年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳11月の月間優秀賞~になります。今年最後の収録になるけど、いっしーにとって2024年はどんな年だった?」

いっしー「そうですね。私にとって、新たな挑戦の年になりました。」

編集長「ここだけの話、知る人ぞ知る話かな。僕としても、宇宙エンタメビジネス研究会とか、新しい取り組みをしてるから、いっしーと同じかもしれないね。新しく創造したいよね。」

いっしー「来年はさらに進めていきたいですね。」

編集長「応募総数の方はですね、約300弱になります。最近は月間優秀賞候補に女性の方が入ることも多くなりましたよね。」

いっしー「やっぱり、斬新な感性を感じます。女性目線ですね。」

編集長「では、今月も月間優秀賞候補を3つ紹介したいと思います。宇宙川柳評論家のいっしー、今月も一言コメントお願いします。」

いっしー「お願いします。」

編集長「1つ目の宇宙川柳は『土星から リングを届けて プロポーズ』(山口 明日香様)です。」

いっしー「土星のリングと結婚指輪のリングを掛け合わせた、ロマンチックな言葉遊びに座布団一枚。土星のリングは氷の粒で出来ていると言われますが、氷で出来た結婚指輪なんてアナと雪の女王みたいですね。ちなみに土星のリングは2025年春に一時的に見えなくなるそうですが、ご安心を。永遠の愛の誓いの印は、すぐにまた見えるようになります。」

編集長「土星のリングの直径は約27万kmなんです。地球を約7周する距離。まさに宇宙サイズ。」

いっしー「愛が大き過ぎて。」

編集長「2つ目の宇宙川柳は『どの星も スター気取りの 冬銀河』(佐々木 恭司様)です。」

いっしー「冬の星空は一等星の数が他の季節と比べて最も多く、その様子を『スター気取り』というユーモラスな表現で詠み込んだ一句です。また、冬は大気が乾燥しているので、そのおかげで星が見やすくなっている面もありますね。自己顕示欲が強いのはさておき、一人一人がスターになることは素晴らしいことです。」

編集長「以前、サッカーチームでレアルマドリードが銀河系軍団と呼ばれていたのを思い出しました。ドリームチームになりますね。」

いっしー「宇宙の星々の中で1等星の輝きをもった方々ばかり集めて。」

編集長「3つ目の宇宙川柳は『泳ぎたい 三途パスして 天の川』(黒飛 義竹様)です。」

いっしー「天国に行く前に宇宙に行っておきたいという思いを詠んだ一句の中でも、特に秀逸な一句。三途の川と天の川の『川』としての類似性を巧みに生かしつつ、『三途パスして』という表現が特にユーモラスで面白いです。」

編集長「今後、宇宙時代に入ると三途の川と違うルートが出来そうですね。天の川なのか宇宙ステーションなのか。」

いっしー「死後の世界もどんどん広がっていきそうですね。」

編集長「今回も迷いましたけど、審査員で協議した結果、宇宙川柳11月の月間優秀賞は3つ目の『泳ぎたい 三途パスして 天の川』(黒飛 義竹様)です。おめでとうございます。いっしーの方で最後に一言どうですか。」

いっしー「老後の不安を宇宙のロマンで吹き飛ばすようなエネルギーを感じさせる一句なので、勇気づけられるんじゃないかなと。」

編集長「冒頭でお伝えしましたけど、女性と男性で、川柳を詠う視点が違うように、地球人と異星人だと尚更という感じがしますね。時間と空間を超えた先はどんな世界が待ち受けているんだろうね。」

いっしー「そうですね。男性と女性の視点の違いを越えて。地球人と異星人の違い、やはり認識の違いがありますね。」

編集長「地球の時間論や空間論の先をいくものがあるような気がしない?」

いっしー「地球人しての時間とか空間といった感覚があるので、その先を創造していかないといけないですね。」

編集長「今回も非常に面白い一句が出たんじゃないかと思います。では、来月の月間優秀賞で、またお会いしましょう。またね。」

いっしー「またね。」