【2024年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳10月の月間優秀賞~】

対談動画

編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長のゆーです。対談の相手は、お馴染みのいっしーです。宜しくお願いします。」

いっしー「宜しくお願いします。」

編集長「今回は、2024年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳10月の月間優秀賞~になります。2024年のコンテストも残り1カ月余りとなりました。昨年は最後の追い込み応募が非常に多かったよね。」

いっしー「怒涛の如く。締め切り間際に大量に応募されてましたね。」

編集長「いつもの3倍?5倍?位かな。数えるだけで大変でした。」

いっしー「確かに、昨年末は選びごたえがありましたね。」

編集長「今月は応募総数の方はですね、約300弱になります。いっしー、今回は世相を反映している川柳が多かったと思わない?」

いっしー「時事を織り込んだ、時事宇宙川柳が多かったですね。」

編集長「では、今月も月間優秀賞候補を3つ紹介したいと思います。宇宙川柳評論家のいっしー、今月も一言コメントお願いします。」

いっしー「はい。宜しくお願いします。」

編集長「1つ目の宇宙川柳は『謎だらけ 税の行手と 宙(そら)の果て』(佐々木 恭司様)です。」

いっしー「自民党が裏金問題で信頼を失い、衆議院議員選挙では自公過半数割れが起こりましたが、この『税の行手が、宇宙の果てくらい分からない』という国民の不信感が巧みに表現されています。」

編集長「謎が解明されるのを祈るばかりです。真実を探求する精神は忘れてはいけませんね。」

いっしー「そうですね。どちらも重要ですからね。やはり、税金は宇宙開発にも充てていただきたいので。」

編集長「2つ目の宇宙川柳は『秋だけど 大三角形 この恋は』(大野 多絵様)です。」

いっしー「春・夏・冬と違って、秋は星座の『大三角形』が見つからない唯一の季節ですが、それでも『恋の三角関係』は存在するという逆説が非常に面白い一句です。秋の四辺形というのがありますが、三角関係よりもさらに複雑な『四角関係』に発展してしまうかもしれませんね。」

編集長「昔、星座を勉強したことがありましたけど、確かにという感じですね。恋も宇宙を語るといいですね。」

いっしー「歌のテーマになりますし、掻き立てるものがありますよね。」

編集長「真っ暗な宇宙だけど、恋があると華やかになるよね。」

いっしー「真空ですけど、そこに彩りが。」

編集長「3つ目の宇宙川柳は『天の河 足下見れば 欲の皮』(原 浩二様)です。」

いっしー「清らかで美しい『天の川』と、濁って醜い『欲の皮』の対比が、『かわ』という同音異義語で呼応しているのが非常に面白いです。地球全体を覆う『欲の皮』
が様々な問題を引き起こしていることを考えると、いち早く大気圏突破をしていきたいところですね。」

編集長「欲が強い人は宇宙を眺めて執着を忘れる努力をした方がいいね。」

いっしー「地球だけに生きていると、地面にへばりついているように感じますね。」

編集長「以前、応募でソロキャンプってあったけど、大自然と一体となる心が大事かな。」

いっしー「宇宙を見つめるっていうのは、それだけで欲望とか抑える効果がありそうです。」

編集長「今回も迷いましたけど、審査員で協議した結果、宇宙川柳10月の月間優秀賞は2つ目の『秋だけど 大三角形 この恋は』(大野 多絵様)です。おめでとうございます。いっしーの方で最後に一言どうですか。」

いっしー「知識を上手く詠み込んでいるところが、お洒落な感じがしました。こういった句はいいと思いますね。」

編集長「実は2025年の宇宙エンタメコンテストをどうしようか、今考えているところなんですよね。こんなコンテスト望むみたいなアイデアありましたら、是非お問い合わせフォームから、アドバイスお願いします。」

いっしー「どんな意見がくるのか楽しみですね。」

編集長「楽しみですよね。では、来月の月間優秀賞で、またお会いしましょう。またね。」

いっしー「またね。」