【2024年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳8月の月間優秀賞~】

対談動画

編集長「はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長のゆーです。対談の相手は、お馴染みのいっしーです。宜しくお願いします。」

いっしー「いっしーです。宜しくお願いします。」

編集長「今回は、2024年宇宙エンタメコンテスト~宇宙川柳8月の月間優秀賞~になります。最近新たな企画を考えているんですよね。我々で宇宙エンタメの体系化を図りたいと思っています。いっしーからも意気込みを一言どうぞ。」

いっしー「宇宙川柳のみならず、宇宙映画とか宇宙SF小説など、いろんな分野の体系化を図りたいと思っています。それを通じて、様々な業種の方が宇宙のキーワードで集まって、面白いことが出来ればと。」

編集長「何か化学変化が起こりそうだね。」

いっしー「そうですね。」

編集長「応募総数の方はですね、今月は約200強になります。今月は少なめでしたけど、やっぱり量より質かな。」

いっしー「いつも応募してくださっている方のクオリティを上がってますね。」

編集長「では、今月も月間優秀賞候補を3つ紹介したいと思います。宇宙川柳評論家のいっしー、今月も一言コメントお願いします。」

いっしー「はい、お願いします。」

編集長「1つ目の宇宙川柳は『流れ星 願い届かぬ 速さかな』(堀 宗一朗様)です。」

いっしー「流れ星の速さを、『願い届かぬ』という形容詞で修飾する点にオリジナリティを感じました。願い事は一言で済むように考えておかないといけませんね。落語とかの『じゅげむじゅげむ…』と言っていては流れ星も通り過ぎていってしまいます。」

編集長「西洋のことわざで、幸運の女神には前髪しかないといいますからね。チャンスがあった時には、パッとつかまないとダメですね。」

いっしー「そのためには準備が必要ですね。」

編集長「2つ目の宇宙川柳は『火星への 旅行も今に 月並みに』(佐々木 恭司様)です。」

いっしー「『ありふれた』という意味の『月並み』という言葉と、文字通りの『月』をかけることで、一つの川柳の中に『火星』と『月』が両方登場するというお洒落な仕掛けになっています。宇宙旅行が日常になってくると、『月並み』などの日常表現も違う意味を持ってくるかもしれませんね。」

編集長「火星旅行は往復1年半から2年かかると言われています。原子力ロケットが開発されたら往復3カ月位になります。」

いっしー「そうなんですか。月並みに。原子力ロケットが完成されると面白いですね。」

編集長「3つ目の宇宙川柳は『宇宙(そら)の海 現代(いま)渡る者 金か骨』(落合 佑磨様)です。これ、面白いね。」

いっしー「今、実際に宇宙に行けるのは、とんでもない大金持ちか、宇宙葬として宇宙への散骨を希望した方のどちらかです。それを、『金と骨』というシンプルな表現で言い切ってしまうところに、パンチが効いていました。現代社会のリアリティを巧みに風刺する川柳です。

編集長「宇宙が金と骨だと残念ですね。共通するのは好奇心ですかね。」

いっしー「なるほど。人類の好奇心がそこにあらわれてますね。」

編集長「今回も迷いましたけど、審査員で協議した結果、宇宙川柳8月の月間優秀賞は3つ目の『宇宙(そら)の海 現代(いま)渡る者 金か骨』(落合 佑磨様)です。おめでとうございます。いっしーの方で最後に一言どうですか。」

いっしー「宇宙川柳は、こういったスパイスが効いたものがいいかなと思いますね。私としては、生身の人間が行けるようになりたいですね。」

編集長「宇宙の神秘を解明するために宇宙エンタメ研究会を発足したいですね。面白い切り口で情報発信すれば、何か新しい出会いもありそうです。」

いっしー「宇宙って軸に、ずっと発信しているところはないと思いますので。」

編集長「ないかもね。我々も頑張って、やっていければと思います。」

いっしー「灯台の光のように。人々が集まってくるようにやりたいですね。」

編集長「では、来月の月間優秀賞で、またお会いしましょう。またね。」

いっしー「またね。」