【宇宙ビジネス超入門~2024年号外ニュース①~】インテュイティブ・マシンズ、民間初の月面着陸に成功!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。

号外ニュースになりますが、本日は「インテュイティブ・マシンズ、民間初の月面着陸に成功!」について述べますね。


©NASA

2月22日(日本時間23日)に米宇宙企業インテュイティブ・マシンズの無人月着陸船ノバC(愛称:オデッセウス)が月の南極付近に着陸しました。民間企業による月面着陸は世界初で、米国としても1972年の米航空宇宙局(以下、NASA)のアポロ17号以来、約50年ぶりになります。

ノバCはNASAのアルテミス計画の中でも初めての月面着陸となりました。こちらのミッションは、NASAが開発した科学観測機器などを搭載し、月面で約7日間の運用を予定しています。これまで、月面着陸には、米国,旧ソ連,中国,インド,日本の5カ国が成功していますが、南極付近への着陸はインド次いで2カ国目の成功です。

日本の方は、2024年1月に小型月着陸実証機SLIMが月面着陸したのは記憶に新しいですね。今まで、政府系機関の成功はあったのですが、民間企業では2019年イスラエルの民間団体,2023年日本のアイスペース,2024年アストロロボティックなど失敗が続いていたんです。今回の月面着陸の成功は、月面に機材を送り込むのに、NASAが直接行う必要がなく、民間企業に任せられるので、大きな転換点になるかと思います。