【宇宙ビジネス編集長の2023年時事ネタ放談⑭】QPS研究所、東京海上日動と衛星データを活用した協業を開始?!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

編集長の時事ネタ放談は、私の気になる時事ネタを独り言のようにつぶやくコーナーです。

今回の時事ネタは「QPS研究所、東京海上日動と衛星データを活用した協業を開始?!」です。

12月22日に株式会社QPS研究所(以下、QPS研究所)は、東京海上日動火災保険株式会社(以下、東京海上日動)と、同社のリスクマネジメント・デジタルプラットフォーム(TM Station Portal)内のリスク管理情報機能(以下、TM-GRS)において衛星データを活用したサービス開発に向けて協業を開始したと発表しました。

東京海上日動は、外部機関・企業との協業により、デジタルプラットフォームの機能拡充を進めていく予定で、ユーザーとなる企業の国内外の拠点で災害が発生した際に、拠点周辺の衛星画像データを迅速に取得し、企業に提供することで、タイムリーな状況把握や被害低減に向けた対策を支援するようです。

【TM-GRS の例】(提供:東京海上日動)

©株式会社QPS研究所

TM-GRS(Tokio Marine Global Risk Management Support)は、地図上に契約者の国内外の拠点を表示し、拠点毎の契約情報を確認することが出来ます。更に拠点毎の自然災害リスク(地震・洪水・風災等)のハザードマップやリスク評価に関する情報、リスク調査結果の確認も可能です。今後、リアルタイムの気象データや衛星画像を提供する機能拡充を検討とのことです。

本協業により、QPS研究所は、今後打ち上げを予定している小型SAR衛星の商用機から取得したデータを東京海上日動に提供し協業することで、同社が目的とする顧客企業のグローバル展開やリスクマネジメントの高度化に貢献していくようですね。

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