【宇宙ビジネス超入門~2023年号外ニュース㉜~】宇宙ベンチャーのQPS研究所、東証グロース市場に上場!

はい、皆さん、こんにちは。Space Biz編集長の太田です。いかがお過ごしでしょうか。

宇宙ビジネス超入門者向けに、世界や日本で起こった宇宙ビジネスのトピックニュースを1つご紹介します。

号外ニュースになりますが、本日は「宇宙ベンチャーのQPS研究所、東証グロース市場に上場!」について述べますね。


©株式会社QPS研究所

12月6日に株式会社QPS研究所(以下、QPS研究所)は東京証券取引所グロース市場へ上場したと発表しました。IPO(新規上場)にあたり、公開価格390円で初値は860円と約2.2倍になりました。国内の衛星分野の宇宙ベンチャーの上場は初となります。

今年4月に国内では宇宙ベンチャー初の上場となった、株式会社ispaceが公開価格254円で初値は1000円と約4倍になりましたので、宇宙ベンチャーの将来性の期待が株価に反映されているように感じます。

現在、QPS研究所は、平均10分ごとの準リアルタイム地上観測データサービス提供を目指し、36機の小型SAR衛星コンステレーションの構築を進めています。また、今年7月に小型SAR衛星QPS-SAR6号機アマテル-Ⅲによる、日本最高分解能46cmの画像取得にも成功しております。

QPSの名前の由来はQ-shu Pioneers of Spaceの頭文字を取っており、九州宇宙産業の開拓者となること、更には九州の地より日本ならびに世界の宇宙産業の発展に貢献するとの思いが込められています。こういった宇宙ベンチャーが次々と上場すると、日本の未来はきっと明るくなりますね。